お家を建てて住宅ローンを組んで、繰上げ返済をお考えの方も多いと思います。
繰り上げ返済には2種類あります。
毎月の返済額を変えずに残りの期間を短くする「期間短縮型」と、
残りの期間を変えずに毎月の返済額を軽減する「返済額軽減型」です。
約100万円の繰り上げ返済を比較してみると・・・
利息の軽減効果は期間短縮型のほうが大きいことが分かります。
同じ約100万円の繰上げ返済で、90万円近く違ってきます。
このように見てみると、家計にゆとりがあるのであれば、
期間短縮型のほうがオトクです。
毎月の支払いの効果は、返済額軽減型のほうが実感できますね。
しかし、繰上げ返済の注意点もあります。
・手数料がかかることもある
現在は繰り上げ手数料が無料の金融機関も多いのですが、窓口で返済手続きを
すると、手数料がかかる場合があります。借り入れている金融機関ではどうなっているか
あらかじめ確認しておく必要があります。
・生活費の6ヶ月は手元に残す
特に期間短縮型の場合ですが、繰上げ返済をしすぎて手元資金が枯渇する、
いわゆる「繰上げ返済貧乏」になってしまうことがあります。
節約効果ばかりに気をとられず最低でも基本生活費の6か月分を予備費として
手元に残すことを心がけましょう。